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本や漫画やゲームやら、そんなものが好きな人のブログ。たまに二次創作も。
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最近話題の蛇蔵&海野凪子の『日本人の知らない日本語』を読みました。
コレ、某国家擬人化漫画が好きな方にもオススメww
個性豊かな外国人学生とのやりとりの面白い事!
もちろん、なるほどねぇと母国語ながら意識していなかった部分を再認識させられます。
バイト語など……。
嗚呼!つい使ってた!!という物がたくさん…。
他にも色々な雑学が収録されているので中々知識欲が刺激されますよ!
 
一緒に『日本人なら知っておきたい日本文学』も読んだのですが。
安部清明とか収録されてるあたり、だーいぶ作者の好みが入ってるかとw
あと題名は古典文学にした方が良かったのでは…?
古典文学って難しそうだけど興味ある、という方には良い入門書。
もともと古典好きwって方には人物萌えに最適です。
菅原高考標女さんなんて本当に可愛くって仕方がないですよw
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『他人を見下す若者たち』 速水敏彦


思う所あって読んだ本。

内容は納得できるものもあるけれど、章によっては著者の勝手なイメージや、本のコンセプトの為に捻じ曲げられた様な解釈も見られます。
著者はもしかしたら最近の若者の素行に嘆く、年輩の方の為に書いたのかもしれないけれど。
そんな方々が読んだらより一層若者に対する偏見が深まりそうで怖い。

どちらかというと所謂“若者”が読んだ方が為になる様な一冊。
自分を顧みる鏡になるような本。
偶には一歩引いて自分たちがどんな目で見られているか、考えたい時には是非に。


もしドラ 岩崎夏海


題名ちゃんと書けよって?
…………………………………めんどくせ

マネジメントに興味があって、でも専門書を読むのに踏み切れないなって人のための本。
だと思う。
正直、これアニメとかドラマとかにして面白いのかって話の内容なんだけど。
ドラッカーの『マネジメント』に対しての好奇心や興味をそそらせる流れになっているのは素晴らしい。

物語の内容と理解していく過程を上手くリンクさせているので、一回読めば大体の内容が頭に入るのが凄い。

専門書を何度も読まなくてもある程度の知識が得られるなんて!

まあ、本当にマネジメントについて知りたければちゃんと専門書を読んで更に自分の解釈をしっかり練っていかなければならないんだろうけどさ;;


後個人的に好きな所

―――――
 組織構造は、組織の中の人間や組織単位の関心を、努力ではなく成果に向けさせなければならない。成果こそ、すべての活動の目的である。
(中略)
 成果よりも努力が重要であり、職人的な技能それ自体が目的であるかのごとき錯覚を生んではならない。仕事のためではなく成果のために働き、贅肉ではなく力をつけ、過去ではなく未来のために働く能力と意欲を生みださなければならない。
p204より
 



ケルトだけでなく、アイルランドに伝わる民俗的な妖精物語を集めた作品。
創作的でなく、昔話の雰囲気を十分に味わえる素敵な本です。
もちろん、民俗学としての妖精についても考えさせられる所もあります。
日本のこぶとり爺さんによく似た話があったりしてね。
 
私たちのイメージする妖精と言ったら、ひたすらメルヘンで愛らしくて、美しいものとしてとらえがちですが。
実際の妖精さん達は、可愛らしくも怖ろしい存在だったりします。
「神に救われることはないけれど、地獄に堕ちもしないものたち」という文章が、とても的を射てるなぁと。
そして、やはり、西欧人にとってキリスト教は切っても切れない存在なのだな、と再認識。
アイルランドでは、彼らにさえ「妖精達に神の祝福を」と声をかけるらしいです。
 
そして、この本によると、妖精達とはかつての土地の神であったという。
他では、民間信仰で崇められていた神々は、どんどん地獄へ追いやられていったというのに、珍しいですね。
それにはこの地にキリスト教が伝えられた際に、関係あるというのですが。
詳しくはこの著書で;
 
夢物語としての妖精でなく、民間伝承・神話等が好きな方にお勧め。
もちろん日本の妖怪ファンの方にもね。


 
ミリ同人で有名なホリエ先生が、月刊ワームズマガジンで連載されていたコラムがひとつにまとまったもの。
正直、こうして本として出版される事は無いだろうと思ってたので、めちゃくちゃ嬉しかったですvv
 
本作はドイツ・日本軍の有名な軍人さんたちが、カッコよく、時に可愛く、そして最高にコミカルに描かれて居ります。
結構悲惨な事が描かれてるのに笑えるという不思議。
本当に小さいコラムなのですが、そのひとつひとつの濃度がとても高くて、読み応えたっぷり。
改めて先生の知識の深さと、彼らへの愛情に敬服いたしました。
本当に力が入ってるんです。
 
また、歴史的背景について総合的に語られたテキストも挿入されており、ある程度の流れを把握できて、より一層彼等の魅力を堪能する事が出来ます。
この時代に少しでもご興味のある方は、お手にとって全く損がないのではと!
 
いやいや、それにしてもホリエ先生は本当に素晴らしい作家さんでありますよ。
 

<画像ナシ>

青木日出夫・編集
KADOKAWA夢文庫
 
歴史の中に埋もれた実際にあった奇妙な話を集めた本書。
結構有名どころを押さえており、内容も豊富で面白い。
そして何より文章のセンスがいい。
こういった本では久々のヒット。余り怪奇物を読まない方にも、普段から怪奇物に親しんでいる方にもお勧めできる大変素敵な本です。
 
全編にわたって簡潔かつ物語性の強いお話が多く、表現の仕方も私好みで大変満足できました。
ひたすら読者を怖がらせようとするのでなく、人間ドラマやそれに伴う悲劇と、歴史に潜む多くの謎をミステリアスかつロマンチックに語り紡いでいる。
その上、この手の本はどこかしら胡散臭さと俗っぽさを感じさせるものが多い中、この本は本当に品が良い。
や。俗っぽいのも好きなんですが;
怪奇物にはやっぱり、ちょっとしたロマンを匂わせた方が気分に浸れて良いじゃないですか。

夜中にひとりでひっそりと読むのにもってこいの作品です。

 
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