監督:ロベルト・ベニーニ
製作総指揮:マリオ・コトネ
製作:エルダ・フェッリ
ジャンルイジ・ブラスキ
脚本:ヴィンチェンツォ・チェラーミ
ロベルト・ベニーニ
音楽:ニコラ・ピオヴァーニ
撮影:トニーノ・デリ・コリ
編集:シモーナ・パッジ
よくTV等で泣ける映画として紹介されている本作。
職場の人にお勧めされて観てみたのですが。
予想よりもずっと素敵な映画でした。
基本的にコミカルで、雰囲気は始終明るくて軽い。
ただ舞台設定だけが重い。
そのバランスが非常にいいんですよ。アウシュビッツの名が出ると、どうしても目を背けたくなるような描写が表に出がちなのですが。
この作品はそういった部分をうまく隠している。それでいて、反戦映画として申し分ないメッセージ性を含んでいるのですね。
この魅力を十分に引き出しているのはロベルト・ベニーニ演じるグイド。
彼のキャラは軽い軽い。非常に呑気な若者で、家庭を持った後でもその独特の雰囲気は薄れません。
その様子が何だか筋が通っているのですよ。
悪くすれば狂気じみた、もしくは造り物じみた明るさになりそうなキャラなのですが。このグイドは奥底にしっかりと哀愁を湛えているように思えるのです。
それはラストを迎えるに至っていよいよ顕著で。
その可笑しさに思わず笑ってしまいそうになるのですが、なんだか内にこもってしまう。
微妙な感覚を味わいました。
確かに。この作品は一種のお伽噺でしょう。
そして戦争映画とは、余り言い難い。
反戦映画ではあるけれど、何より、家族ドラマで、ヒューマンコメディだ。
人の一生はどこか笑える。何時だって可笑しさを孕んでいて。悲劇の中でその部分がどれだけ救いになるか。
人生そのものについて考えさせられる。とても素晴らしい映画です。
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監督:サム・ライミ
製作総指揮:ディノ・デ・ラウレンティス
製作:ロバート・G・タパート
脚本:サム・ライミ
アイバン・ライミ
音楽:ジョセフ・ロデュカ
撮影:ビル・ポープ
編集:ボブ・ムラウスキー
サム・ライミ監督やってくれたな!!!!
ってくらい。夢中にさせてくれる面白B級映画で御座います。
なんつか。第一作目『死霊のはらわた』とはかけ離れたとんでもっぷりで。
ハナっからぶっ飛んでて、最後まで無暗にテンションが高いんですよ。
そしてアッシュが最低。
本当に最低。最悪。一応ヒーローなのに色々ありえない。
そりゃあ1の頃からちょっとどうなのよって感じでへタレだったけど。
ホラー映画の主人公として結構頑張ってたと思うのね。
でもこの『キャプテン・スーパー・マーケット』はさぁ。一応。中世ファンタジーな訳よ。
思いっきりRPGの世界な訳よ。
ここでどうしてホラーからRPGになってしまったのかなんて気にしちゃあいけませんぜ。
まあ、とにかくアッシュはタイムスリップして中世へ飛ばされ、そこで英雄扱いされるわけなんですが。
彼、元の時代に帰る事しか考えてません。この世界の人間がどうなろうと知ったこっちゃない。
それどころか「この未開人め!」とか言って馬鹿にしまくってます。
どうしようもない。
でもどんなに偉そうでもへタレなので。
実際死霊との戦いになるとビビりまくりです。
勇敢に戦うとか基本的にしません。そこら辺は1以上にへタレ化してます。つまりは退化してます。
そんなストーリーですが、結構1を思わせるようなシーンを使ってたりして。
面白いです。もうすっかり1の思い出が面白おかしく書きかえられていきます。やめて。
ま。ラストではしっかり英雄らしい事してたんですが。
色々おかしかったです。もう世界観狂いまくり。どうしましょ。
さらにこの映画。小夜吉のお気に入り映画の殿堂入りを果たしてしまったんです。
もしかしたら『死霊のはらわた』以上に好きかも…。
いや。『死霊のはらわた』あっての『キャプテン・スーパー・マーケット』なんですがね。
何はともわれ、1・2・3そろってのDVDリリース復活を切に願いますよ。
監督:ロマン・ポランスキー
製作総指揮:マイケル・チェイコ
ウォルフガング・グラッテス
製作:ロマン・ポランスキー
脚本:ロマン・ポランスキー
エンリケ・ウルビス
ジョン・ブラウンジョン
音楽:ヴォイチェフ・キラール
撮影:ダリウス・コンジ
編集:ハーヴ・デ・ルーズ
悪魔的魅力が沢山詰った映画。
舞台がヨーロッパというのも良いです。。
この手の映画ではピカイチの出来。大満足の逸品です。
中世に描かれた、三冊の魔術書を巡るミステリ・サスペンスなのですが。
この設定もイカしてますよね。
本に撮り憑かれたコレクターと、アコギな商売を繰り返すやり手の古本屋。
やっぱりジョニー・ディップかっこいいですね~。
少し野暮ったいというか、小汚い感じの衣装もジョニーが着ると凄くカッコよく見えます。
不思議です。
で、このジョニー演ずるコルソのキャラが中々いい。
思いっきり頭脳派で、肉体的に攻撃されるとちょっと情けない感じになっちゃうの。
かわいいv
そんな彼の代わりにアクションで魅せてくれるのが謎の女。
こちらも貧乏学生って感じの。どこにでも居るような一般人という様な風貌をしているのですが。
その存在自体がとても印象的で。非常に、妖しい。
素晴らしいです。
この作品のいいところはやりすぎていない所。
ぎりぎりのラインでリアルさを保っております。
もしこの映画に本物の悪魔が出てきたりとか、本当に魔術を使ったシーンが出てきたりとかしたら興ざめしている所です。
そういったものはあくまでニュアンス的に匂わせるに留め。
どの演出もさりげなさく。上品に仕上げており。
だからこそぞくりとくるシーンがあったりして。侮れない。
実に美しく。妖しい雰囲気に包まれております。
ただ、ちょっと残念なのが、ラストちょっと走りすぎだったかも。
あともう30分!!と思わせるような終わり方で。
ふーむ。となってしまったのですが。
でもしっかり締まってたので。もやもやは特に残らなかったかな。
とにかく映像も美しいですし、物凄くセンスのいい映画ですので。
オカルトっぽいものが好きな人には堪らない作品かと。
原作も傑作だそうですので物凄く気になります~。
りりこには女性が抱えている“何か”が詰っている。
業のような、本能のような、運命のようなそんなものだ。
でも私は彼女に同情はしても共感は出来なかった。
それにその他の人々…、羽田にも、奥村にも、麻田検事にも、ましては吉川こずえなんてもっての外で。
私は誰の目線にも立てず、この物語をただ傍観していた。
彼等の気持ちを慮ることは出来るがそれ以上は出来ない。
思うに。私は。
この奇妙な大冒険に参加できるほどの、度胸がないのだ。
私だったらこの物語が始まる前に、とっとと尻をまくって逃げ出してる。
この物語の舞台は一応芸能界だけど。
テーマは女性そのものなのだと思う。
おしゃれとおしゃべりが大好きで、綺麗になりたくて、特別になりたくて、誰彼にも愛されたくて。
そして自分が大好きで大嫌いだ。
もしこれがまた違う物語だったら。
自分の欲望に忠実に、努力を惜しまず苦痛に耐え、ひたすら前進する彼女はとてもかっこいい!
と、感じるだろう。例えばこれがサクセス・ストーリーだったら。
彼女は芸能界で大成して、ハリウッドからもオファーが来ちゃうような大物女優になってたかもしれない。
パリコレで大活躍するトップモデルになって、自らのブランドも起ち上げちゃったりしたかもしれない。
でも、りりこはそうならない。
だからこそ、心に深く響くのだ。
私がついつい目を背けてしまう世界を、この作品は思い返させてくれました。
それでもやっぱり、私はりりこの様にはなれないし、なりたいとも思わない。
最後に、
ヘルター・スケルターとは。狼狽した、という意味と螺旋状の滑り台という意味があるそうです。
おそらくこの作品の最後を飾る曲はビートルズの『Helter Skelter』だと思われます。
とても不思議な魅力のある曲なので、是非一度、お聴きになってくださいませ。
監督:サム・ライミ
製作総指揮:ロバート・タパート
サム・ライミ
ブルース・キャンベル
製作:ロバート・タパート
脚本:サム・ライミ
音楽:ジョセフ・ロデュカ
撮影:ティム・ファイロ
ゾンビ・ホラーが観たくなったらコイツを一発。
貴方の欲望をぎっちり満たしてくれるでしょう。
私がここで紹介するまでもない名作映画。『死霊のはらわた』
昔の映画独特の雰囲気を醸し出しながら。
その完璧な世界観は色あせずむしろ時を経て益々魅力が増しています。
ヴィンテージホラーと言ってしまうにはまだ早いか;;
これから先、どんなにテクノロジーが発達しようとも。
この映画の魅力が損なわれることはないでしょう。
さながら古代の亡霊のように、何時だって私たちの脳髄に恐怖を植え付ける驚異的な映画なのです!!
まだご覧になっていない貴方!今すぐレンタル屋へ走るのです!!
早くしないと魂を喰われちゃうよ!!
その際に気をつけていただきたいのは。
昔発売されたDVDでシーンカットされてるものがあるらしいとのこと。
私が借りた20周年アニバーサリー版はカットなしでしっかり楽しむうえ、映像も綺麗になっているようなので。
お店で借りるときはこちらがおススメ。
個人的な見所はやっぱりゾンビ。
それぞれ個性的で面白い。
リーダー格のシェリルゾンビ、可愛らしいリンダゾンビ、タフなシェリーゾンビ 、ちょっとのろまなスコットゾンビ。
どのゾンビも大変魅力的ですvv
内臓ドロドロなシーンもクレイアニメのようで、凄く凝ってるんだけどなんか和むvv
結構可愛いですよねぇ。ゾンビって。
後半の無暗に叫びまくりで血浴びまくりのアッシュも良い。
こういう情けないキャラが頑張ってるのを観てると微笑ましいよね!!
ゴゴゴゴゴっと疾走するカメラワークは。
最近の映画では良く観られるよな感じなのですが。
この映画がどうやら元祖のようですよ。
私が一番好きなシーンは最後の戦いで。
アッシュ頭上をゆっくりと動いてくシーン。
ぬらぁとした。湿っぽい恐怖を感じます。
観賞後とても幸せな気持ちになれた一本。
やっぱりホラーはいいですね!